NHK総合にて2011年5月6日(金)24:15~24:59で放送された「MAG・ネット」美少女ゲーム特集
自分用に放送内容をてきとーにまとめたもの。めちゃくちゃ読み辛いorz
●【美少女ゲーム】とは、登場する美少女キャラクターとのコミュニケーションや恋愛を楽しむゲーム(02:30)
とくに人気が高いのは「ノベルゲーム」スタイル
・プレイヤー=主人公の男性(02:10)
プレイヤーは主人公の男性になり物語を読み進めていく。選択肢によってルート(道筋)が変化。
●萌え属性が誕生(02:50)
【ドジっ娘】マルチ「ToHeart」(1997年)、ドジだけど憎めない性格が人気。
【妹】鳴沢唯「同級生2」(1995年)、プレイヤーに「お兄ちゃん」と呼びかける可愛らしさでブームを呼んだ。
【ツンデレ】大空寺あゆ「君が望む永遠」(2001年)、大空寺あゆがその元祖と言われている。
【メイド】日野森美奈「Piaキャロットへようこそ!!2」(1997年)、Pia2のウエイトレスの女の子たちが現在のメイド喫茶の火付け役と言われている。
他にも委員長、ヤンデレなど今人気のキャラクター属性に(美少女ゲームは)大きな影響を与えている。
(美少女ゲームは)高いストーリー性を持つものも現れ、最近では「文学作品」としても注目されている。
●アニメ化する作品も(04:00)
2007年TVアニメ「CLANNAD-クラナド-」
●美少女ゲームの文学性(04:30)
美少女ゲームファンとしてラノベ作家の「木戸実験」さんが登場。ゲーム歴17年、コレクション数250枚以上。
(Twitterでは結構少なく感じる、との声)
人生を変えた美少女ゲームとして、AIRが紹介される。
木戸「泣ける、いい話が読める」
木戸「涙腺に来る、ぐっと」
生と死を見つめたこの作品はTVアニメ化され大きな感動を呼んだ。AIRが“泣きゲー”というジャンルを確率。
●シナリオライター「麻枝准」さんの紹介(07:50)
直接取材はNGだったので書面で質問。
・ストーリーを作る上で心がけていることはなんですか?
麻枝「常に開発中 念頭においているのは 今書いているものより「もっとより良い展開」「泣けるクライマックス」が無いかどうかを探すことです 思いついたら シナリオを書いている最中でも プロットを無視して直します」
(Keyだから出来ることであって他の中小ブランドじゃ出来ないですよね…)
感動を呼ぶ麻枝のシナリオはファンから「芸術」と呼ばれてる。
麻枝が大きく影響を受けた作家「村上春樹」「栗本薫」
・村上春樹さん栗本薫さんからどのような影響を受けていますか?
麻枝「村上春樹さんの作品からは「世界観から生み出される切なさ」 栗本薫さんの作品からは徹底した「面白さ」「エンターテインメント性」という点で影響を受けています」
麻枝の書く“泣きゲー”で美少女ゲームは新たな時代を迎えた。
●まぐねったーのコーナー テーマ:「美少女ゲーム」(10:00)
(独断と偏見で簡単にまとめ)
津田「大学時代はエロゲーばっかやってた、「同級生」とか。リアルよりもゲームのほうがよかった。」
東「どういう女の子が好き?」
津田「ツンデレ好き。メガネ、ドジっ娘はない。」
東「ToHeartでは長岡志保が好き」
津田「志保よかったっすよね」
・Twitterの意見
****「私♀は乙女ゲーも美少女ゲーもプレイします。シナリオ重視なので、ある意味文学的に受け止めているかも。でも周回プレイに興味あるから、それは『読書』ではない楽しみ。
****「可愛い絵もあること含め、活字離れしている人でも美少女ゲームはするって人はいると思う。」
****「美少女ゲームでまさか泣かされるとは思わなかったです」
津田「泣きました?」
東「泣くでしょ」
津田「「ONE」とか泣きました」
東「泣かないとやっぱ。まずは「AIR」やりましょ」
津田「ここ3、4年、美少女ゲームのライターからラノベの作家になるって流れがある。田中ロミオとか。美少女ゲーム業界が才能の発掘場所になっている。」
東「むかしのPCはグラフィックの再生機能が低かった。絵も音楽も今のように作れない、声優のフルボイスなんかも無理。そんな中始まったジャンルは重要、制約された条件の中で技法がたまった結果、記号化したキャラクター表現が育たざるをえなかった。そこから生まれたのが「萌え」という記号」
(制約のある中でキャラクターをかき分けるためにメイド、メガネっ娘、ツンデレ等の「萌え」という記号・属性が生まれたということかな)
東「美少女ゲームはポルノメディアだから実際イタイ物。でも、歴史的に見ると凄く役割が大きいと思う」
●まぐ☆ステ(16:00)
・豊郷駅が「けいおん!」仕様にだと!?
駅名票が「けいおん!」仕様になったとネットで話題に…。イベントなどで使用する予定だった物を試しに駅に置いたところ、たまたまファンに撮影されてしまった。今のところ設置予定なし。
・アニメの巨星 出崎統監督死去
→次回のMAG・ネットで特集予定
・マンガ・アニメ界からも復興エール!
様々なクリエイターが復興を願う絵を発表。CLAMPは「カードキャプターさくら」のイラストを掲載。
(NHKなのでCCさくらは他より長く紹介されてた)
5月7日チャリティアニメ上映会「今、アニメに出来ること。」
配信のナビゲーターの藤田咲登場
藤田コメント「震災で、今も苦しんでいらっしゃる方々を少しでも助けられたらいいなと思っております。「今、アニメに出来ること。」皆さん是非ご覧ください」
・長万部町の使者、東京に立つ!
まんべくんの紹介
放送中まんべくんが
オタきめええええええ #magnhk
とツイート(笑)
ムービーと共にまんべくん自作の歌詞紹介
●美少女ゲームの起源を紹介(27:15)
美少女ゲームの始まりはPCを趣味に使うという動きの初期から始まった。
当時創刊された雑誌は始め技術的なものの紹介などをしていたが。創刊して1年経たないうちに「PCの画面に如何に美少女を表示させるか」という特集を始め、それの人気がでた。そのトレンドの中から、アニメ調の絵柄の少し性的なもの、今の美少女ゲームの元祖的な物が生まれた。(FM-7用ソフト、ロリータ・シンドローム)
●美少女ゲームメーカーの挑戦(30:10)
【Key】
ビジュアルアーツの紹介で営業のせなかさん、製作の藤井知貴さん。
(せなかさん登場にTwitterでは大反響(笑))
製作現場とRewriteの紹介。
・進化したシナリオを目指す
田中ロミオが一に世界設定などをして、後から都乃河、竜騎士07が話を足して積み上げていった。
シナリオは原稿用紙9000枚。通常のゲームの3倍。
・シナリオで新境地を開く
【ニトロプラス】
・美少女キャラクターで勝負
新作ではシナリオではなく違うアプローチで挑戦。10年間ストーリーを重視してきたが、キャラクターを生かした作品を作りたいとの声が現場から出てきた。そこで「すーぱーそに子」を使った作品を作ろうという話が出た。
・キャラクターの動きに拘り
デフォルメされた動きより実際の女の子が動いてるような感じを目指した。
・メーカー6社合同の音楽イベント
美少女ゲームにはそれぞれ主題歌があり、高い人気がある。
【オーバードライブ】
・音楽で新時代を切り開く
bambooさんへのインタビュー
・なぜ音楽にこだわるのか?
bamboo「今までゲームのメーカーだったり、中身だったりっていうのが多い中で。音楽が誰々だから買うってのはすごいことだと思う。それくらい音楽のゲームに対する批准ってのがお客さんの中で大きくなってきている。」
・こだわりは生演奏
bamboo「実際に弾いたほうが曲に込めてる熱がゲームの方に伝播すると思う」
・“生演奏”が新たな美少女ゲームを生む
●まぐねったー後半 ツイッターの意見(40:45)
****「美少女ゲームや美少女アニメは「1人部屋」という先進国にしか存在しないプライベートな空間で発展してきた。1人部屋が維持できないほどに貧乏になったら変わらざるをえないとは思う。居間でエロゲーをやる強者が増えるだけかもしれないけど、それはそれで面白そうな予感w」
****「美少女ゲーム(ADV)を文学といってしまうのはこれからの進化の余地を自分で潰しているように思う。文章だけでなく視覚的、聴覚的な効果その他があることが強みなのに」
東「美少女ゲームの大作化は良くなかったんじゃないか。プレイ時間が長くなりすぎると読者のロイヤリティが必要になる。50時間、100時間付き合える奴しか残らなくなり客層が変わらなくなってしまう。」
東「最近、(モバゲーやTwitterなど)コミュニケーションには皆お金を使うがコンテンツには使わない。人々がもともとコンテンツに求めていたものがコミュニケーションだった。という逆説がかなりクリアに表に出てきた」
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